英検S-CBTってご存じですか?
こんにちは!
西優ゼミナールの河合です。
今日のテーマ
英検S-CBTという試験についてです。
英検は3大検定の中で一番受験者数も多い人気の検定で、塾生の皆さんも受けたことがある人が多いと思います。
今回はいつも西優ゼミナールでやっている試験とはちがう方式のS-CBTについてお話していきます。
そもそも英検S-CBTとは
コンピュータで受検するタイプの英検を英検S-CBTと言います。
多くの受験生はマークシートに解答していく方式で受検していると思います。(以後、こちらを従来型とします)
従来型と違うんじゃ?と思いますが、試験の難易度、問題形式、合格基準などは従来型と同じです。
合格した際も従来型の検定資格と同じ資格を得られます。
ですので、従来型で合格してもS-CBTで合格しても同じということです。
従来型とS-CBTとの違い
①解答方式
一番大きく異なるのが、解答方式です。
従来型はマークシートに解答しますが、S-CBTはコンピュータを使います。
選択肢をマウスで選択していきます。
ライティングに関してはタイピング式(コンピュータで入力)かライティング式(従来型と同じ)の両方を選べるみたいです。
スピーキングに関してはヘッドセットを付けて、解答が録音されるそうです。
当然問題も紙ではなくコンピュータ上に表示されます。
②受検できる級、検定料、会場
S-CBTは1級、準1級、2級、準2級、3級のみ受検可能です。
そして検定料は従来型と比べて高めに設定されています。
会場は岡山駅周辺の施設で行われるようです。(試しに申込の途中までやってみました)
準会場の料金と比較すると2000~3000円程度高いです。
(本会場の料金と比較すると約1000円弱といったところでしょうか)
普段準会場で受検している人からするとかなり割高に感じます。
③検定期間中であれば2回受検可能
従来型だと第一回から第三回まで年間で3回受ける機会があります。
S-CBTは検定期間であれば従来型とは別に2回受けることが可能です。
検定期間とは一年を4月~7月、8月~11月、12月~3月に分けたこの期間のことを言います。
この期間に従来型とは別に2回受けることができるので、年間で最大9回(従来型で3回、S-CBTで6回)まで受検することができます。
まあ1年で9回も受検すること自体あまり現実的ではありませんが。
④申し込みはネットからで英ナビ!の登録をしないといけない
S-CBTの申し込みはネットからで個人で申し込みとなります。
申し込み手続きの際に英ナビ!というWebポータルに登録しないといけません。
英ナビ!は従来型試験の合否確認をネットでする際に登録しないといけないので、している人もいるかもしれません。
英検S-CBTを受ける上での注意点は?
私自身受けたことはないのですが、ズバリ注意点は試験問題がコンピュータ上に表示されることではないでしょうか。
普段から紙で問題を解いている人からすると線を引いたり、書きこんだりすることができないので、これはデメリットとしてはたらきそうです。
また、スピーキングも対面式ではないので、それも対面に慣れているとなかなかやりずらいものがあると思います。
英検S-CBTを受けるべき人は?
①どうしてもこの期限までに資格が欲しいという人
これが当てはまる多くの人は受験を控えている中高生かと思います。
従来型で不合格であれば、すぐにS-CBTに切り替えましょう。
②本会場、準会場のスケジュールが合わない人
例年、従来型の試験は部活動の試合の時期と重なることが多いです。
試合も外せないしという方はS-CBTも検討しましょう。
③忙しくて1日で2次試験まで終わるのが好ましい人
従来型だと一次合格した後に、二次試験が別日に行われるので、一次試験から二次試験まで日数を要します。
その日にすべての試験を終わらせるのが英検S-CBTの大きなメリットかと思います。
まとめ
英検S-CBTで合格しても、従来型の英検と同じ検定資格を受け取ることができるので、どうしてもという人は受検を検討してはどうでしょうか?
検定料も高いですし、コンピュータで解答するのはやりにくさもあるので個人的にはおすすめしません。
これらに問題ない人かつS-CBTの対策ができているは逆にS-CBTのメリットを享受することができるので、おすすめできます。
従来型も受けて、S-CBTも受けられると保険をかけすぎても合格へは近づかないので、中高生の皆さんはまず従来型で合格を狙いにいきましょう。
それでは!