【本紹介】そろそろタイムマシンで未来へ行けますか? 齊田興哉
こんにちは!
西優ゼミナールの河合です。
今日の本紹介
久しぶりの本紹介です。
最近よく本屋に行くことが多く、面白い本を見つけたので紹介致します。
こちらです。
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そろそろタイムマシンで未来へ行けますか? 齊田興哉 飛鳥新社
著者紹介
著者の齊田興哉さんは元JAXAの方で、JAXA時代にはロケットの打ち上げや人工衛星の運用に携わった経験があり、現在はフリーランスで宇宙ビジネスのコンサルティングをされています。
本書の内容を少し紹介
本書では、私たちが見てきたSF映画の中の出来事が実現できるのかということをわかりやすくQ&A方式で解説してくれます。
タイトルからして気になる内容ですし、ほかにもジュラシックパークのように昔の恐竜を復元させることができるのか?だったり、「天気の子」の主人公のように天気を操ることができるのか?だったりという問いもあります。
内容までここで言ってしまうとネタバレになってしまうので、ここではあえて触れません。
解説については高校物理がわかっているとより内容理解がしやすいです。
ページによっては難しそうな数式がかかれていますが、わからなくても読めますし、一つの問いに対して5、6ページ程度で解説してくれているので、わからなければ次の問いへ行けばストレスなく読み進めることができます。
気になった内容を一つ紹介
ネタばれしないとは言いましたが、私が気になった内容を一つお話しします。
それは人工冬眠の話です。
本書によると2040年以降には人工冬眠が可能になるのではないかと示唆されています。
そもそも何のために人間が冬眠するかというと、火星移住のためです。
皆さんもおそらくご存じのイーロン・マスクによって火星移住計画がすでに進められています。
現在の技術では火星へ行くのにおよそ180日かかります。
宇宙船の中で半年近く多くの人を載せようとするには、水や食糧も半年分必要となり、現実的ではありません。
そこで人間をその間眠らせてしまおうという訳です。
すでに筑波大学と理化学研究所のチームが人間と同じく冬眠しないマウスで人工冬眠を成功させています。
もし人間が人工冬眠できるのであれば、まず医療の現場で活用されます。
冬眠時には体温が低くなり、細胞や組織が壊死するのを防ぐことができます。
ほかにも活用方法があります。
冬眠中は低体温で新陳代謝が著しく低下しているので、当然ながら老化も遅くなります。
もし仮に100年間冬眠したままの状態にいれば、今の年齢でかつ身体のまま100年後へ行くこともできます。
疑似的にタイムマシンのような使い方もできます。
ですので、人工冬眠は火星移住だけでなく様々な場面で利用されるのではないでしょうか?
まとめ
私も理系の人間なのですが、意外と知らない内容が多く、興味がそそられる本でした。
そして各ページに紹介されている題材の元になった映画やアニメなどにも俄然興味が湧いてみたくなってしまいました。
昨今のテクノロジーの発展は凄まじいので、実際数年後には当たり前なっているかもしれません。
この本は塾に置いておきますので、気になった方はぜひ読んでみてください。
それでは!