【本紹介】中学受験をしようかなと思ったら読むマンガ

こんにちは!
西優ゼミナールの河合です。

今日は初めて本紹介をしようと思います。本といっても今回はマンガですが笑

こちらの本です。

なかなか個人的にも塾講師的にも興味深い内容でした。マンガなので非常に読みやすく現実味がありました。

私自身も落ちましたが中学受験を経験しました。

受験しようと思った理由は地元の公立中学校がボロボロで行きたくなかったからです笑

結果的に小学校からの友人と3年間過ごせましたし、部活も勉強も充実していたのでむしろ良かったと思っています。

学校も私が入学するころには改修されてきれいになっていました。

そんなことはさておき、以下内容を要約していきます。

本書の要約

まずこの本では中学受験に向いているかどうかを5つの判断基準で考えると良いようです。

  1. 小学校のテストが90点以上安定してとれる子
  2. 宿題をきちんとやれる子
  3. 長時間椅子に座って、先生の話を聞ける子
  4. 毎日の家庭学習の習慣が身に付いている子
  5. 親子関係が良好な家庭の子

これらのことは意外とハードルが高いのではないでしょうか?

さらに『中学受験は親の受験』とも言われているように親のサポートありきの受験です。子どもと親の二人三脚で合格へ駆け抜けていかなければいけません。

次にそもそも中学受験をするかどうかです。

これは正直地域差が大きく、国立・私立中学校への進学率は東京や高知では20%を超えてますし、岡山県では5%程度です。

中学受験をする理由は様々です。

高学歴を求めて受験する人、学童保育替わりの居場所として塾通いを始めて受験する人、子どもから受験したいと言い出したり、私みたいに地元の公立高校に行きたくないからなどなど。

続いて入試問題についてです。

これは過去問をひと目みればわかると思いますが、小学校でやるテストとは全く異なります。

一部基礎的な内容も含まれますが、大部分の問題が学校では見かけないような思考力重視の問題です。

本の中でも描写されていますが、学校では高得点をとれているけど、入塾テストでは下の方の成績ということがざらにあるそうです。

ですので、中学入試は塾で対策をしなければ間違いなく受かりません。

最後にいつから受験勉強に取り組むべきかについてです。

この本では小学4年生を目安にしていました。

これは先ほどもあったように中学入試は対策がすべてです。

問題演習の時間も多く必要ですし、コツコツ勉強できる習慣を徐々につけていかなければいけません。

余裕をもって小学4年生、遅くても小学5年生からは受験勉強に取り組む必要があります。

本を読んだ上での私の意見

まずわかりやすく中学受験のメリット・デメリットを挙げます。

メリット

  • 大学進学が有利になる。
  • 中高一貫教育だと高校生の内容は高1から高2までにすべて終わります。高3次には入試問題の演習時間にあてることができ、大学入試で有利にはたらきます。

  • 高校受験がない。
  • これは正直メリットとも取れますし、デメリットとも取れます。よく言われるのが高校受験がないので中だるみして、まわりと勉強の遅れが出てしまいます。

  • 勉強意識の高い集団の中で中学高校6年間過ごせる。
  • 当たり前ですが、受験を経験した人たちが入学してくるのでまわりの生徒の環境を重視するのであればメリットとなります。

デメリット

  • 塾代、学費がかかる。
  • 保護者目線になりますが、中学受験の塾費用は一般的な授業と比較しても高額です。さらに私立の中学校になると公立ではかからない学費も発生します。

  • 肉体的にも精神的にも負担になる。
  • 受験するといってもまだ12歳の子どもです。受験勉強の気疲れや不合格だったときのショックなど精神的にまいってしまうこともあります。心と身体のケアは必須です。

  • 通学時間が長くなる。
  • これは全員に当てはまりませんが、受験するとなると学区外の学校の可能性が高いです。通いやすさも学校選びの重要な要素になります。

  • 同級生が6年間同じ。
  • これもメリットとも取れますし、デメリットとも取れます。よい同級生と巡り合えたらそれはラッキーですし、6年間という長い期間で絆も深まります。逆によくない同級生と一緒になってしまうと変えようがありません。これは運次第ですね。

  • 授業の進度が速いのでついていけないと大変。
  • 特に中高一貫校では普通の公立中学校とは違い、専用の教科書があります。中学3年次には高校の内容もガッツリ入ってきます。進度も速く、内容も難しいので勉強を得意としておかないと6年間厳しく感じることでしょう。


そして最後に、中学受験すべきかどうかについてですが、私はどちらでも良いと思います。

中学受験をすると決める上で一番重要と思っていることは、受験したいという意志が子ども自身にあるかどうかです。

保護者の賢い学校に入学させたいという気持ちは良くわかりますが、要約部にもありましたが中学受験というのは非常にハードです。

親のサポートも重要とありましたが、受験するのは子ども本人です。

本人の意思がなければ必ず受験勉強は続きませんし、合格を手にすることは難しいです。

以上となります。

西優ゼミナールでは中学受験講座も開講しております。受験についての相談でも構いませんのでお問合せください。

それでは!