2025年共通テストの新教科「情報Ⅰ」を初見で解いてみた
こんにちは!
西優ゼミナールの河合です。
今日のテーマ
2025年から共通テストで新教科として導入される「情報Ⅰ」の試作問題が11月11日に公開されました。
大きな改変ということで気になっていました。今回は初見プレイということで実際に解いてみました。
時間は60分、配点は100点満点です。
果たして結果は?
68点でした!
意外と?合っていました。平均点がないのでどう評価したらいいかわかりませんが。ちなみに時間は測ってないです。
数か所は勘で当たった部分もありました。
実際にやってみた感想
問題は4部構成で、ネットリテラシーについての問題やがっつりプログラミングの問題であったり、データの問題などなど専門的な内容から問題文に描かれていることを使った問題まで幅広く出題されていた印象です。
あとこれは情報のテストだけに言えることでないですが、問題文がやたら長いです。
科目的には数学+社会+プログラミングみたいな感じといえます。
数学の知識で解ける部分がけっこうあったので数学が苦手だと少し厳しいのではないでしょうか。
私は数学と問題文に書いてあるヒントをもとになんとか解答できた感じがあります。
個人的にQRコードの問題が面白かったです。普段当たり前になっていることについていかに興味を持てるかも重要になってきます。
問題をみたいという方は大学入試センターのHPをご覧ください。
以下リンクを貼っておきます。
↓↓↓↓↓↓↓↓
大学入試センター令和7年度試験の試作問題
解説はないのですが、ググると解説サイトも出てくるのでそちらもどうぞ。
余談
今回のような改変は常に賛否両論あります。
情報が新教科として導入されて考えられることをいくつか挙げてみます。
- 単純に生徒の負担が増える。
- 教える側の各学校の教師の負担が増える。
- これからの社会を生き抜く教養が身につく
生徒の負担は間違いなく増えます。おそらく情報は優先順位が低くなるので共通テストの直前期に対策をすることになりそうです。
そして情報を教える教員不足です。こちらは現に全国の高校で情報の免許を持っている教員が不足しています。
中には情報の免許を持っていない教員が指導している学校もあるそうです。
こちらを参照。
これは日本の業界にも言えることですが、IT系の人材不足が顕著になっています。人材不足を改善できてない状態でこの情報科目の導入は指導環境の格差が生まれて、不公平になってしまうのではないでしょうか。
最後にポジティブな内容で終わりたいと思います。
今回のような情報の内容は文系、理系に関係なく知っておいた方が良い知識です。
テクノロジーの発達によって今は誰もがスマートフォンやパソコンを使っている時代になっています。
一番身近と言っても過言ではないこれらのものがどのように動いているかどんな仕組みなのか全ての人が知っておくべきかと思います。
ですが、それを大学入試のテストに盛り込むのはあまり賛同できないというのが私の意見です。
それでは!