大学浪人はすべきか

こんにちは!
西優ゼミナールの河合です。

今回のテーマ

大学浪人すべきかどうかです。

ちなみに私自身浪人はしていません。ですので、あくまでしてない側の目線でお読みください。

浪人の現状

浪人についてはっきりいえることは年々減少傾向にあることです。

2018年の統計によると入学者数の約20%が浪人生とのことです。

大学全入時代と言われているようにこれからこの数字はさらに減少していくのではないでしょうか。

詳しくはこちらにまとめられています。

大学生の浪人割合はどれくらい?男女別・大学別で解説 

大学生の浪人割合を男女別や大学別でそれぞれ解説しています。 

ここ何年かで全国の予備校自体も撤退しているケースも見受けられます。

岡山でいうと2014年に岡山駅前の代ゼミが閉校しました。地方の予備校はどんどん数を減らしてきている印象です。

浪人生がいないともちろん予備校は機能しないので、当然の動向と考えられます。

どんな人が浪人を選ぶのか

以下の場合となると浪人を選ぶ人が多くなります。

  • 一般入試の入学者が多い
  • 難関大学志望者
  • 理系学部(特に医学部)
  • 男子

やはり難関大学と呼ばれる大学は入学者の浪人率が高い傾向にあります。

特に東大だと入学者の約3割は浪人生というデータがあります。

難しい大学となるとなかなか合格はとれません。また推薦入試となると基本的に現役生に限られるので推薦入試の枠が少ない大学は浪人率が高くなっています。

医学部は最難関の学部なので浪人率が高くなっています。実際に医学部には二浪、三浪や30代、40代の人のいます。

浪人のメリット・デメリット

メリット

  • 受験のチャンスが増える
  • これが一番のメリットといっても過言ではありません。現役時代にやり残した勉強をこなしたうえで受験に望むことができます。

  • 浪人という貴重な体験ができる
  • 浪人すること自体が誰しも経験できる時代ではないので、浪人した人にしかわからない体験ができると思います。

デメリット

  • お金がかかる
  • 大手予備校に通うことになると年間で100万円以上かかると言われています。(予備校にもよりますが)これは私立大学1年分の学費に相当します。浪人するけど経済的に厳しいという人は高校の補習科がおすすめです。年間10~20万円程度で一年間通うことができます。模試や教材費は別途かかります。

  • メンタル的にきつい
  • 現役時代と違い、学校行事や部活動もありませんので勉強漬けの毎日はなかなか辛いと思います。浪人するのであれば、一緒に頑張れる友人や勉強を継続できる環境が必要不可欠でしょう。

  • 成績が必ずしも上がるとは限らない
  • 全員が成績が上がるとは限りません。諸説ありますが、浪人して成績が上がるのは全体の2割程度ということを聞いたことがあります。一年もあればどうにかなるだろうという甘い考えはやめましょう。

  • まわりの同級生と一年遅れをとってしまう
  • これは長期的な目線でみればそんなにデメリットにはならないと思います。浪人や留年は就職活動でひどく不利になるかといわれるとそんなことはないです。

  • 入試改革年だと不利に
  • 2年後の2025年入試に変更があるように浪人して改革のある年に受験するとなると現役生に比べて不利になります。もちろん浪人生への救済措置はありますが。

私の考え

私的には正直メリット、デメリットありますので、すべきかしないべきかどちらともいえないです。

浪人する人が少なくって来ている今だからこそ、浪人という経験はある意味貴重かもしれません。

一年という時間と数十万円から数百万円のお金かけてでも、その大学に入りたいという強い思いがあるなら浪人する価値はあると思います。

また編入できたり、大学院から自分の行きたかった大学に行くという手もあります。(意外といます)

もちろん浪人せずに第一志望の大学に行くというのが一番いいですが。

浪人というのは一人で決めることはできませんから、受験までに保護者の方と話をしてみてください。

それでは!