【本紹介】置かれた場所で咲きなさい
こんにちは!
最近はネタが思い浮かばないので本紹介ばかりしてます。
西優ゼミナールの河合です。
今日はこちらです。
「置かれた場所で咲きなさい」 渡辺和子 幻冬舎
ベストセラーにもなった本書ですが、著者の渡辺和子先生は岡山のノートルダム清心女子大学学長、理事長をされていました。
岡山にゆかりのある方の本ということもあり、今回紹介させていただきます。
本書の要約
著者の紹介
著者の渡辺和子先生ですが、生まれは北海道育ちは東京でミッションスクールを卒業後、アメリカへの留学を経て36歳という若さでノートルダム清心女子大学の学長に就任しました。
2016年に89歳で亡くなられましたが、直前まで大学で教鞭を執っていたそうです。
本のタイトルにもなった言葉との出会い
渡辺さんにとっては岡山は未開の土地であり、当時は学長にしては年齢が若く、当大学の卒業生でもないことから多方面から非難がありました。
そんなときに一人の宣教師の言葉が渡辺さんを救いました。
それが本書のタイトルにもなっている
「Bloom where God has planted you.」
(置かれた場所で咲きなさい)
でした。
置かれた場所で不平・不満をいうだけの環境の奴隷になってはいけない、環境のせいにすることなく自分の花を咲かせようと決心することができたようです。
渡辺さんは若くして学長となり、風当たりの強い立場に置かれて未経験の連続で四苦八苦していました。
置かれた場所で咲きなさいという言葉のように、境遇は選べないけど生き方は選ぶことができる。
まわりを変えることはできないが自分自身は変えられると決心し、教職員や学生にも接していきました。
「2%の余地」
これは「相手を100%信頼するのではなく、相手を信頼するのは98%までにして残りの2%は相手が間違ったときのために残しておく」という考え方です。
人間というのは不完全な生き物で完全に分かり合えることは決してありません。
それなのに100%信頼するから許すことができないし、関係が壊れてしまいます。
間違うことを許すという「ゆとり」を持てば、相手を許すことができるし、自分も許してもらえると渡辺さんは考えています。
以上、本書の要約でした。
読んだ感想
今回私がこの本を紹介したのは、塾生の皆さんに「置かれた場所で咲きなさい」という言葉を知ってほしかったからです。
というのも高校入試や大学入試でうまくいかず、自分の行きたかった学校に行けない生徒も出てくると思います。
またその先の就職、結婚、子育てなど、こんなはずじゃなかったと思う場面が少なからずあります。
そういうところでも自分なりの生き方を見つけて、花を咲かせてほしいからです。
上手くいくことばかりが人生ではありません。そんなときでも花を咲かす努力をしてみてください。
そして後半に出てきた「2%の余地」というものですが、これはみなさんも人付き合いの中でぜひ取り入れてみてください。
どんなに仲の良い気の合う友達でも間違いを起こすこともあります。ずっと信じていたのにと一気に関係が崩れることもあるでしょう。
私たち塾講師も塾生に裏切られることもあります。
もちろん人を信じることは大事ですが、どんな人であってもわずかなゆとりを持って寛大な心で人間関係を構築していきましょう。
それでは!